2012.04
まず、今回の大震災で被災された方々に深い哀悼の意を捧げます。
今月4月に元航空自衛官のラジオネーム・トウジロウさんが
被災地を回られた時の写真をアップさせていただきます。
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震災、原発事故が起きた当時、自衛隊内部では危険な任務を遂行すべく
自ら志願された方々が非常に多かったことを伺いました。
また震災直後の日本人の行動、強盗も便乗値上げもほとんど起こらなかったこと
は外国人ジャーナリストの間で感動を呼んだそうです。
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ニューヨークタイムズの記事(2011年3月26日付)では
「日本の混乱の中での、秩序と礼節。悲劇に直面しての冷静さと自己犠牲、
静かな勇敢さ、これらはまるで日本人の国民性に折り込まれている特性のようだ」
と書かれているそうです。
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あまりにも不条理で大きな悲劇が提起した問題はまだ現在進行形であるし
まさに日本人の意欲と能力が問われています。
昭和歌謡曲はどうしてこんなに胸に沁みるのだろう?
今では若者に見向きもされなくなった歌謡浪曲の世界は実に美しい。
三波春夫の忠太郎月夜を番組でかけてみた。
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残酷で不条理な母の仕打ちに、それでも主人公はやっと逢えた母を恨もうとはしない。
「責めちゃなるない、おふくろさんを、これがさだめなら」と。
母にも事情があることを自分へ言い聞かせながら。
そして瞼を閉じて子供の頃の記憶の中の優しい母を思い浮かべる。
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「千両万両積んだとて銭じゃ買えない人ごころ」
の歌詞で始まる一本刀土俵入りは
命懸けで恩返しをする挫折した力士の物語である。
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この心意気に、人間関係に、今の日本人が失った美しさがあるのだ。
それは、金儲けが人生の唯一の目的である今の多くの日本人と
武士道をバックボーンに生き方の美しさにこだわり義理人情を重んじる
昔の日本人との違いであると思う。
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そして昭和初期の子供たちはこういった歌を聴きながら
生きていくために必要な大切なものを学んでいったのだ。
生活は貧しくても子供たちはなんと幸せだったのだろうかと思う。
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僕がいる世界のチョコレートidentityには地域の子供たちがたくさん来る。
会社員を辞めて商売のノウハウを全く持っていなかった無手勝流の僕に、
必要なお金と希望を運んで来てくれたのは地域のたくさんの子供たちだ。
だから僕は、子供たちに恩返しをしなければならない。
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子供たちは流行に実に敏感な生き物だ。
彼らの持っているものにはリアルタイムに時代の最先端が反映されている。
ゲーム、漫画、テレビ番組、そんな彼らの文化を僕はここ10年近く、ずっと間近で見てきた。
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「今の子供たちを取り巻く環境はなんて劣悪なんだろう」
この事実に戦慄を覚えるし、こんな世の中を作った大人の一人として
僕は彼らに謝らなければならない。
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店に子供たちが集まったとき、そのグループ全員のご両親が離婚しているときもある。
R18やR15指定のゲームソフトを全員が当たり前に持っている。
その内容といえば、人を殺める、ピストルで打つ、必要以上に動物を殺める 、
モンスターをひたすら倒す、犯罪行為を仮想空間で行うなど、
アドレナリンを大量に放出させ、さらに刺激の強いものを求め続けなければ満足しない
そういった非常に危険な脳のメカニズムを作り上げる
子供の情緒破壊装置としか思えないものばかりだ。
そして、鳥肌の立つような不快な電子音に包まれて全員が一心不乱にゲームをしている。
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子供たちが好む漫画には、学校で破壊行為や暴力行為をするものも多い。
ご存知でない方は是非、それらを一度読んで欲しい。
衝撃を覚える方が多いのではないか。
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生きていくために何より大切な前頭葉の発達のために、
子供時代にしなければならない様々なことがないがしろにされ
電子音に包まれてひたすら戦闘行為、破壊行為、反社会的行為といった
刺激の強いゲームや検索機能の付いた携帯や漫画に囲まれている。
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または、携帯からサイトへアクセスし匿名をいいことに
特定個人への誹謗中傷や罵詈雑言を吐き快哉を叫ぶ子供もいる。
匿名・つまり己の発言や行動に責任を負わなくても良い権利、
そんなものを自由自在に操ることでストレス解消を行う子供は多い。
いや多過ぎるのだ。
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僕ら大人は日々進化する携帯やゲーム機などの性能にはなかなかついていけない。
しかし今の子供たちは、大人をはるかに凌駕する能力でもってそれらを使いこなしている。
そんな子供たちの能力を光景を目の当たりにして、驚かされる。
でも、子供時代にすることは、情報の検索の仕方を覚えることでも、
それらで刺激の非常に強い映像や画像や情報を得ることでもない。
両親の愛情を実感して、人と関わって、いろんな本を読んで、
自然の摂理を知って、体を鍛えて前頭葉を発達させることではないか?
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そして、世の親は、教育関係者たちは、子どもたちがどんなもので
遊んでいるのかを一体どこまで知っているのだろうか?
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昭和の絵物語作家の山川惣治氏の言葉
子供たちに夢を伝えたい、美しく気高いもの、真心、愛、優しさ、誇り
勇気、知恵、忍耐、努力、正義、冒険心、
健康な輝きにあふれた夢を子供たちに伝えたい。
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この言葉が身に沁みるのである。
でも、今の日本は、大人たちは多くが金儲けを人生最大の目的にしている。
金を持っているかどうかが人の評価基準になっている。
自ら命を絶つ大人が年間3万人以上いる。
金儲けのために子供たちへ劣悪なおもちゃを与えて平然としている。
自戒を込めて言うが僕もそんな大人の一員である。
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そんな社会、大人たちを見て、まともな子供が育つだろうか。
子供は時代を表す鏡だと思う。
僕は三股に来て9年経ち、たくさんの子供たちと接してきたし、
そして、無表情で荒んだ目をした子供を
背筋がぞっとするような表情をする子供を、現在も毎日のように見ている。
子供が少年少女になり、目を覆いたくなるような
彼らの行動を目撃しなければならない場面もそれなりにあった。
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昭和の歌謡曲には、人生を応援しよう、人を感動させよう、
美しいものを伝えようといった願いのこもった名曲がたくさんある。
そんな曲があることをたくさんの子供たちに知って欲しい。
メロディは時代ズレして単調かもしれない。
一回聴いただけでは退屈なシロモノに思えるかもしれない。
でも、美しいものというのは時代を超えて普遍であり変わらないのだ。
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日本人には、こんな美しい作法を、仕草をする人がいる。
こんな魂が震えるような感動が、真心を示してくれる人がかつてたくさんいた。
そんなものが世の中に存在することを現代の子供たちに伝えたいのである。
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ご意見ご感想などありましたら、お気軽にコメントください。
お電話やメールでも結構です。
0986-51-2508
identity@awa.bbiq.jp
または私のおります昭和カフェで古いレコードとコーヒー片手に昭和談義などいかがですか?
ブログで書くことが憚れるような意見も話しますよ。
まだ未熟者の若輩者ですがその点はどうぞご容赦ください。
田口です。きょうの「さんせっと食堂」・中継コーナー「ママラジ」は、ハーティーながやま鷹尾店からシールを集めて、関孫六の包丁を特別価格で購入できる「わくわくシールラリー」、「ハーティーの日」の紹介をしました。
「わくわくシールラリー」は、ただいま、ながやま全店で、お買い上げ1,000円ごとにシールを1枚進呈。シールを5枚・10枚集めますと、関孫六包丁コレクションから、お好きな商品1品を、特別価格にてご購入頂ける企画です。包丁はさびにくく、継ぎ目のないステンレス一体構造。耐水性に優れ洗いやすく衛生的。シール台紙はレジで配布しています。シール進呈期間は6月16日まで、購入期間は6月30日までです。
そして、明日20日は「ハーティーの日」。ハーティークラブカードご利用で、2,100円以上お買い上げいただきますと、ポイントが10倍に。一気にポイントが貯まるチャンスです。お買い物の際はカードを忘れずにお越しください。
さて、明日4月20日・午前10時からの「モーニング・シャワーDX」のテーマは「地球環境のために、いま私がしていること」
節約、節電、などなど、実践していることを番組までお寄せください。
下段のコメント欄に書き込んで頂いても結構です。番組内で紹介させて頂きます。
今日のゲストは四月一日 三事さんです。
四月一日でワタヌキ 三事でミコトと読みます。芸名です。
以前劇団員をされており、特撮ヒーローものや映画他
各種昭和カルチャーに詳しい方です。いろいろと語ってくださいました。
デジカメ向けたらちょっとリアクションに困るポーズをとってくださいました。
とにかくサービス精神旺盛な方です。
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ワタヌキさんのご趣味である特撮もののフィギュアを無理矢理持たされ撮影しました。
ワタヌキさんは話の反射神経が良く、僕にはない躍動感がありましたね。
有吉風に言うと僕の番組は マッタリ&ムッツリレトロ という感じなので今日はとても新鮮でした。
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キャンディーズの春一番から話が広がり、「見ごろ食べごろ笑いごろ」という
昭和のTV番組の電線音頭をワタヌキさんが再現して歌ってくれました。
ちなみにデンセンマンの当時の中の人は今はオフィス北野の森社長だそうです。
ADから大出世!電信柱からビルが建った!
そして森社長はさだまさし氏が嫌いだったらしい。
そんなエピソードが出たら偶然にも次の曲はさだまさし・案山子だった。
何たる偶然!
ちなみにタモリは小田和正が嫌いだったらしい。(ミキサー田口さん情報)
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戦前の曲を3曲。
二村定一と佐藤千夜子の「君恋し(S3年)」・「紅屋の娘(S4年)」・「東京行進曲(S4年)」。
当時、歌謡曲は蔑視されていたらしい。
そんな世間の中傷と歌手や作詞家の苦しみ葛藤のエピソードも調べて語りました。
「君恋し」はフランク永井がS36年に歌ったのですが実はカバーだったとは驚きです。
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リスナーさんからのRQ、石原裕次郎・太田裕美・さだまさし・上田正樹・
つんく♂(この書き方でいいのか?)
二葉百合子・弘田三枝子をかけました。
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今日は狭い密室スチューディオの中、僕とワタヌキさんと田口さんの中年男三人だった。
実に汗臭い。
来週そして再来週のゲストも男の予定だ。こりゃいかんな。
来週は俺がカツラかぶって女装でもするか~はっはっは~笑
勇気、知恵、忍耐、努力、正義、冒険心
健康な輝きにあふれた夢を子供たちに伝えたい。そんな魂のメッセージ。夢の贈り物。
この文章は1950年代の月刊少年雑誌の絵物語ブームを牽引した山川惣治氏の言葉です。
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手塚治虫氏の作品には
「生きること」、「永遠の命のリレー」、「文明の起こりと終わり」、「戦争」、「科学の発達がもたらすもの」
など
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「誰かが喜んでくれるといいな」「誰かが興奮してくれるといいな」「誰かが美しくなってくれるといいな」
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皆が全てというわけではないでしょうが、昭和の影響力ある表現者たちはそんな
「哲学」を持って作品を世に発表していたように思います。
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平成24年の現代、子供たちに多大な影響力のある日本のテレビ番組・ゲーム・漫画・そして歌謡曲には
そんな哲学や願いが込められているでしょうか?
経済の発展が頂点に達し、国民が一通りの「物」を所有し、目的が快楽の追求ばかりになってしまった昨今
自分たちの作品をお小遣いで買って欲しい。
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そんなメッセージばかりなのではないでしょうか。
だから自然と作品には刺激の強いもの、バイオレンス、性、拝金主義、
そんな負のベクトルばかりが溢れているような気がします。
それどころかまだ分別もつかないような、うら若き娘さんたちをグループにして
金儲けの道具にする風潮が日本を席巻しています。
僕も男ですから、そういう嗜好も分からないことはないのですが
堅いことを言いますが、某評論家のお言葉を引用いたしますと
もちろん表現の自由というのは憲法で定められた基本的人権の一つでありますし
そういった刺激の強いものも僕は決して嫌いではありません。
刺激の強い作品は子供たちが見れないような場所で大人に向けて制作し公開すればいいのだと思います。
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大衆の空気と求める文化は時代によって違うものですから
という乱暴な理屈を言う気は毛頭ないのですが
売れればいいから子供に悪い影響のある企画でもいいんだ。
これはもっと国民が怒らなければならないことではないでしょうか?
そんなことを考えながら、本日4月8日が終わろうとしています。。
田口です。きょうの「さんせっと食堂」・中継コーナー「ママラジ」は、ハーティーながやま若葉店からきょうから始まったご入学おめでとうセール、お花見関連商品の紹介をしました。
花見で焼き肉をしたい!という方のために、野菜コーナーには花見にそのまま持っていける「焼肉用野菜セット」もございます。写真の野菜セットは刻んだキャベツ、茄子、エリンギ、ピーマン、南瓜が5人分入っています。(その日の入荷状況により野菜が変わることもあります)。きょうから4日間はお肉もお買い得です。
そして、イベント情報として、「チキンラーメン号・ハーティー3店舗に来店」についてお伝えしました。1958年の発売以来、今でも絶大な人気を誇るチキンラーメンの試食が出来る、「チキンラーメン号」がハーティーながやま3店舗にやってきます。日程は
4月6日(金曜日) 若葉店
4月7日(土曜日) 都北店
4月8日(日曜日) 鷹尾店
※3店舗とも時間は午前10時から午後5時まで、試食はなくなり次第終了となりますのでお早めにお越しください。またチキンラーメンに関する展示もあるとの事。チキンラーメンのパッケージがそのまま車(トラック)にデザインされていますので、それを目印にお越しください。
さて、明日4月6日・午前10時からの「モーニング・シャワーDX」のテーマは「この春、始めたい事」新年度もスタート。気持ちも一転。この春から始めたい事を番組までお寄せください。
下段のコメント欄に書き込んで頂いても結構です。番組内で紹介させて頂きます。
鹿児島が拠点の雑誌、月刊LEAPさんから
世界のチョコレートと昭和カフェについて取材を受けました。
いや~僕に目をつけてくださるなんて、なんてありがたいことか・・・
ということで、ライターのIさんに
「シティFM都城の昭和歌謡玉手箱のことも書いてください」と頼んだら
Iさんに「取材の趣旨が違うんで・・」と断られましたが、気を使ってくださったのか
「FM局パーソナリティとしても活躍するオーナーが・・・」
とのフレーズを冒頭に入れてくださってました(笑)
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しか~し!僕はまだ活躍はしてない!自他ともに認めるひよっこレベルである!
嘘、大げさ、まぎらわしいを管理するJAROさんから大げさと言われないかと心配で・・・
ということで、ご報告&申し開きのアップをします。
ライターのIさん、そしてカメラマンのUさん、本当にありがとうございました。感謝。
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●番組では言えないこと●
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僕は率直に言ってブログが嫌いである。
では、何故ブログを書いているのか?その理由はのちに記す。
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何故自分の一日の日記を不特定多数に向かって報告しなければならないのか?
何を食べた、何を買った、こんなことを考えたなど、いちいちブログに書いたところで
他人はそこまで一般人のブログ筆者に関心を持ってくれてはいない。
もちろん僕だってそうだ。
ここでの僕の昭和歌謡曲の論評を期待してる人などおそらく皆無だろう。
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では、有名人やファンのたくさんいる芸能人ならブログを書く価値があるのか?
たしかにアクセスもコメントも膨大だろうし、アクセスの多さを利用した商売も可能だろう。
しかし庶民が手の届かない神秘性はスターであるが所以の必用不可欠要素ではないだろうか?
毎日何を食っただのどこに行っただの下世話な私生活をファンが知ることで憧れも夢もなくなるだろう。
親しみが出て等身大なら、それはもはやスターの対象ではない。
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僕がここで意見を述べても、昭和歌謡曲の素晴らしさを書いても
おそらく何の反響もないかもしれないし効果もないかもしれない。
しかし、たった一人でも、
我が意を得たり、言いたいことが上手く表現できなかったがここを読んで喉のつっかえが取れたようだ
などという声が出てきたら、それは大変な喜びである。
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そこまでの筆力と洞察力が僕にあるかと言えばない。
しかし、チャレンジするのは若者の特権であるし僕は何歳になっても心だけは若者でいたいと思う。
ということで、単なる愚挙で終わる可能性大であっても
少しでも昭和歌謡曲の素晴らしさ、そして番組を知ってもらうために
快挙目指して精進、チャレンジあるのみである。