パーソナリティブログ

2015.11

ぼろは着てても心の錦

いろんな人の話を聞くと、僕は金と仕事のことしか考えてない
そんな人間に見える場合が多いらしいのですが笑
僕はたしかにお金が大好きです。しかし、拝金主義は死ぬほど嫌いであります。
といううざったるい自分語りはこれくらいにしておいて笑

表題はご存知の通り、水前寺清子さんの「S42年・いっぽんどっこの唄」
のワンフレーズです。

シティFMの番組を担当させていただきいつも感じることですが、
いい歌だから、優れた歌唱だからヒットするかといえばそれは違う
ヒットの要因というのはあまりにもいろんな要素が絡んでいるのでしょうが
やはり、その時代の大衆の共通意識を的確に代弁したものが
つまり時代の風を掴んだ作品が大衆に支持され、
ヒットするのだろうと解釈しています。
もちろん、ヒットした昭和歌謡のそのいきさつには
長い時間と多くの人間ドラマの秘話が隠されていて、一つの作品の企画立案から
携わる人の熱意の発酵、熟成、そして陽の目を見てそれから云々と、
ポッと出のヒットなど昭和歌謡にはないのではないかと思います。

平成6年に世の中を席巻した流行語がありました。
「同情するなら金をくれ」です。是非はともかくとして、平成6年の日本には
「情」よりも「金」が大事だという大衆意識が蔓延してたのだろうと推測します。

平成15年ごろに、某氏が「人の心は金で買える」と発言され、論議を巻き起こしました。
論議が起こるということは、同じことを考える日本人が大多数だったのだと考えます。

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さて、表題の、ぼろは着てても心の錦、昭和42年は東京オリンピックから2年後、
日本が敗戦国から一躍国際舞台の第一線に躍り出たものの
まだまだ貧しい人は多かったのだろうと思います。
ぼろしか着るものがない人々も多かったのでしょう。
そういった人々を励ます「援歌」として星野哲郎氏はこの歌を作詞されたのでしょうか。
たとえ着るものはみすぼらしくとも、心はぼろじゃない、理想に燃えた青年であり
気高さを持つんだという当時の日本人のプライドを感じます。
そのプライドとは、一言では言えませんが、
金銭よりも名誉を重んじ、時には名誉のために死を選ぶ武士道に基づいた
「世の中、金よりも大切なものがあるんだ」という大衆の共通意識だと僕は思います。
まだこのころは、武士道の名残の意識が日本に存在していたんでしょうね。

といいますのが、商売をしてると、毎日毎日、老若男女、そしていろんなタイプの人と接しますが
「ぼろは着てても心の錦」を口ずさんだおそらく前期高齢者以降、65歳以上のお客様と
それより下の世代のお客様とでは、あきらかに共通意識が異なるのを感じるからです。

非常に乱暴なカテゴライズをさせていただくと
前期高齢者以上の世代は、金よりも大切なものがあるんだという意識の方が多く
それより下の世代、特に僕の40代とそれ以下は
世の中で一番大切なものは金だ、と考えてる人が非常に多いと感じるわけです。

同じ日本に住んでいながら、まさに世代断絶といいますか
金に対する考え方も価値観も、そして好む曲も娯楽も違う
金星人と地球人くらい違うんじゃねーかと笑

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ここ最近、名だたる企業の不祥事が世間を騒がせました。
ガス不正だったり偽装であったり粉飾であったり、
MBA取得者も多くいるであろうそういった大組織が、なぜこんな姑息なことを?
大きな利益を上げるためのノウハウを仕組みを数式化することができても
「悪事は必ずばれる」という子供向けの寓話にでてくる理屈がわからない・・・・?

倫理観、義理人情、仁義といった汗臭い言葉は実は企業におけるグローバルスタンダードといいますか
利益を上げるための数式化よりも大切な、組織の根幹であると思うのですが
上記に挙げた企業も、それを心がけていれば今回のようなあまりにも大きな代償は払わずに済んだ
つまり危機に陥ることはなかったのではないかと思います。

つまりは利益を上げることが至上命題の株式会社においても
金よりもっと大切なものがあるのだと僕は考えます。

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いきなりこんな記事をアップしたのも
ここ最近、情よりも金 といった殺伐とした空気の中にいなければならないことが多く
これからの人生そんな時間がもっと増えるのだろうなと感じているからです。

僕がこれからも昭和歌謡にこだわる理由には
例えば、岸壁の母、瞼の母、花街の母、九段の母には、子を思う親の情
大利根月夜、大利根無情には、ぼろは着てても心の錦
無法松の一生には、見返りを求めない無償の愛
ちゃんちきおけさには、うらぶれた侘び寂び
あまりに多すぎて書けませんが、
昭和歌謡には金では絶対に買えない情が詰まっていて
これからますます人心荒廃が予想される日本において
砂漠の中に存在する清冽なオアシス的存在になるだろうと確信するからです。

世の中金だよ、あーたしかにそうだが
しかし金の力は大きいし魅力的だが、でも
金よりも大切なものがあるんだということをもっと世の中の特に若い世代に知ってもらいたい。

理想とか夢希望、プライド、心意気とか見返りを求めない心とか、そういった互いのマインドが触れ合い
素晴らしいものへと化学変化する瞬間のその輝き、その光を君は目の当たりにしたことがあるか?
と若い人に伝えたい。なんだこいつ?馬鹿じゃねーの で終わりそうだが笑

そして、高齢者であっても、この世知辛い世の中でキレやすくなった(笑)人へ
もういちど昭和歌謡を聴いてもらいたい!
昭和の時代、物がなくても希望にあふれていた時代に気持ちが戻ってほしい。

♪男心に、男が惚れて~♪国定忠治を唄った名月赤城山のワンフレーズですが
理想に、心意気に、プライドに、金の力に負けない、名誉のために生きる
そんな昭和歌謡にたくさん出てくる男が、もっと日本に必要である。
それこそ上記に挙げた不祥事企業の信頼回復&業績アップのための特効薬なのであーる!
と、よくわからないパラドックスでしめくくりたいと思います。



投稿日時:2015.11.15() 23:27:14|投稿者:matsuyamay コメント(20)

世界で一枚のシャツ 東郷織物・NAギャラリー

まもなく、シティFM都城から流れます♪

都城市天神町の㈱東郷織物、
そして自衛隊近く、鷹尾町にあるNAギャラリーを
都城の皆様へお知らせしたいという谷口啓子さんのお申出により
番組提供をいただくこととなりました。(感謝)

そもそも、東京の三越デパートで催事出店、
日本有数の女優さんへの着物衣装提供、
京都の老舗店から依頼される大島紬や薩摩絣の作品の数々と
全国に東郷織物のその名を既に馳せているものの、
地元都城へのPRをもっと強化をしようとのご方針から
今回の案件を番組へいただきました。

以下は、先日新聞に掲載された(株)東郷織物の記事です。













当番組では冒頭で、必ずリスナープレゼントのご案内をいたしております。
その中で、毎回ご提供いただく、東郷織物の作品
トートバッグ、財布、ブックカバー、エプロンなどなど
素材が大島紬の生地であることも多く、グッドデザイン&クオリティ
そしてリスナー様からのご希望も回を追うごとに増え
大変ありがたくそして張り切っているところです。

既に天神町の工房、そして鷹尾町の工房へ幾度かお邪魔させていたただいているのですが
皆さまの職人芸、静寂の中から規則正しく聴こえてくる織機の音、アンティークなデザインの織機のその姿など
そこは思わず息を呑むような空間でした。

特に、仕事中番組を必ず聴いてメッセージをいただける御二方が、提供プレゼントの作品を
忙しい合間を縫って作ってわざわざ届けてくださいます。
そのようなご縁にしみじみと思いを巡らし、ますます番組制作の意欲がわいてくる次第であります。


投稿日時:2015.11.08() 20:29:29|投稿者:matsuyamay コメント(21)
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