28MAR 2012 昭和歌謡玉手箱

三股町在住・昭和歌謡研究家、松山慶彦です。
海老蔵のマネをして頭にオシャレメガネをのせました。
これで将来ボ、ボ、ボクにも海老蔵みたいにいいお嫁さんが来てくれるかも。。




今日はゲストがいません。
狭い密室の中、僕とミキサー田口さんの中年男二人で手を取り合って番組を作り上げました。




この写真は戦前の昭和歌謡曲が200曲以上詰まったレコードの表紙です。
レコード盤からPCにMP3音源取り込んでCDに焼き付けて放送しているのです。




ロイドめがねに燕尾服・東海林太郎です。この方の「国境の町(S9年)」をかけました。
リスナーさんのお父様が生前、戦前戦後間もない曲を老人ホームでテープで聞き
涙が止まらなくなったというエピソードを伺いました。
リスナーさんのお父様を偲んで、
他に「異国の丘(S23年)」「南洋航路(S15年)」などかけました。



ディックミネです。彼はとても大きかったそうです。
老人ホームへ歌の出前をしているリスナーさんのRQの
ディックミネと星玲子の「二人は若い(S11年)」「ゆかりの唄(S10年)」をかけました。
何が大きかったのか?
純情少年の僕にはよくわかりませんが人間の器が大きかったのではと思います。




他にリスナーさんのRQ,H2Oの想い出がいっぱい、テレサテンの曲をかけました。

戦前・戦後まもない昭和歌謡曲のレコード音源を多数揃えて皆様の
リクエストをお待ちしております。
TEL/FAX:0986-51-2508//51:コーヒー 25:にこにこ 08:おやつ
と覚えてください。 
【昭和カフェで コーヒー にこにこ おやつ】
今年の流行語大賞有力候補らしいです。
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●番組では言えなかった話●



戦前、戦後間もない昭和歌謡に僕がこだわるには理由がある。
当時は、日本人が皆同じ歌を知っていて口ずさめたらしい。
つまり歌を通じて子供大人お年寄りの心が一つであったということだと思う。

平成の今、日本人皆が知っていて共に歌える曲は無い。
つまり日本人には歌がないということだ。
社会のシステムが発達し、音楽のジャンルが細分化され、
瞬時に欲しい曲がダウンロード出来る現代では当然の現象だと思う。
しかし、ヒットチャート?を賑わす?曲はあまりにも幼稚で鑑賞に耐えられないし
ゴールデンタイムに垂れ流される中央の局が作成したTVバラエティ番組は低俗で下劣で目を覆う。

子供から大人まで世代を超えて皆が口ずさめる歌がない、
それが日本人の情の部分、心が乾ききっている一つの原因ではないかと思う。
だから、情という水分を注ぐ優れた音楽や文化が必要なのだと思う。

戦争もなく平和で食べ物も豊富なのに年間3万人が
自ら命を絶つ日本は、人々の心が内戦状態だ。
あまりにも心が殺伐として情緒が乾ききってしまっているということだろう。

日本人の美徳:義理人情、武士道、礼儀正しさ、勤勉さ、他者への慮り
などが詰め込まれたのが戦前戦後間もない時代の
昭和歌謡曲、股旅歌謡、浪曲歌謡、演歌などであり、
今の日本に必要とされているものが表現されているように思う。
そしてそれは、敗戦によってGHQから否定された日本人のアイデンティティである。
そして今、多くの日本人も自らのアイデンテイテイを否定している。
これはとても滑稽であるしとても悲劇的で愚かなことであると思う。
外国人が憧れ、クールジャパンと褒めてくれる部分を知ろうともせず
逆に古臭い、カッコ悪いと勘違いしてしまっているのだ。

僕にはまだ影響力も力もないが、しかし人心荒廃し殺伐とした現代に
少しでも潤いを注げるような仕事ができるようになりたい、
そのためにまずは昭和歌謡玉手箱に全力投球していくことだと思っています。

投稿日時:2012.03.30(Fri) 04:06:48|投稿者:matsuyamay